庭園鉄道日記(LGB Gゲージ)で「テンダー車」と一致するもの
ここ数日、とても暖いです。今日は、久しぶりにテンダー車(69572)を引っ張り出してきました。このテンダー車は、サウンドと動力付ですので、サウンドなしの機関車と連結して楽しみます。また、デコーダーをとりつけるためのインターフェイスがついています。
ここ最近走らせていなかったのは、デコーダーを別の機関車に取り付けたために、MTSで走行させることができなかったからです。先日、デコーダーが届いたので、あらためて取り付けてみました。取り付けの様子は、過去の記事「Tender with Sound and Stickers, Black/Red (69572)へのデコーダー(55021)の取り付け」から見ることができます。
さて、下の写真をごらんください。予備に買ってある線路やポイントで、空きスペースにつくった2m×8mのレイアウトです。エアコンの室外機が邪魔してます!
現在、この線路を、どう使うか思案中です。さて、どうしたものやら・・・。
前は、機関車側にMassoth社のデコーダーを組み込んで、機関車とテンダー車をひとつのデコーダーで動かしていましたが、容量不足が気になっていました。
そこで、今回、別の機関車につけていたデコーダーを外して、機関車、テンダー車の両方にLGB社の55021を組み込みました。
新しい配線は次の図のとおりです。
デコーダーのCV値ですが
ちなみに、前の配線は、次の図のとおりです。
- 機関車とテンダー車のアドレスはどちらも同じでCV1の値を13に設定。
- スモークジェネレーターは24V仕様のものを取り付けたため、CV49の値を32に設定。
- ライトの電圧を5Vにするために、機関車とテンダー車のCV50の値を5に設定。
- スモークジェネレーターのオン・オフをユニバーサルリモートのボタン「7」でできるよう機関車側デコーダーのCV51の値を15に設定。
- ライトをオンにした際、室内等が前進、後進のどちらでも点灯し続けるように、機関車側デコーダーのCV53の値を0に設定
これまでは、走らせるたびに、機関車とテンダー車の間を電線で接続する必要がありましたが、デコーダーをそれぞれに搭載したため、楽になりました。室内灯も前進時のみでしたが、後進時も点灯します(これは、配線をサボっていただけですが・・・)。
Massoth製のデコーダーと、LGB製のサウンドユニット(65000)を搭載し、スモークジェネレーターを24Vのものに交換したDampflok "Nicki& Frank S." (LGB 20261)の走行風景です。
機関車もいろいろですが、この機関車は側面の青と、金色の配管が走行中も引き立ちます。黒をベースにした機関車も重厚さがあっていいですし、こういったカラフルな列車もいいものです。よくを言えば、客車がもう少し長くて、赤か青をベースにしたものがあるということありません。こうして、物欲はどんどん広がっていきます。
この列車は機関車とテンダー車の2モーターで、もともと、アナログ仕様でした。もともとあった配線を利用して、デコーダー1個で機関車とテンダー車の両方のモーターを制御するようにしました。当初、MTS仕様のリバース線を通過する際、トラブルが発生したようにみえて、記事を書きましたが、本日(2008年11月1日)に問題なく通過できることが確認できました。(元記事も訂正しました。)
この Dampflok "Nicki & Frank S." には、機関車の前部にライトが3つ、室内灯が1つ、テンダー車にライトが3つというライトの構成になっています。
過去の教訓から、まず、ライトとスモークジェネレーターが何ボルトの仕様か確かめる必要があります。そして、配線前にデコーダーの電圧を調整しておきます。
最初に入手したクラウスにデコーダを組み込んだ際には、スモークジェネレーターは18ボルト仕様で、デコーダーは24ボルトを給電していたのに気づかず、スモークジェネレーターを焼いてしまいました。
普通は、LGBの機関車のマニュアルに主な交換用のパーツが掲載されているので、それでわかります。しかし、今回のDampflok "Nicki & Frank S."は、中古ということもあり、マニュアルがありませんでした。
まず、ライト。これは、私は見た目で分かりませんので、デコーダーの設定を、ライトとして最低の5ボルトに変えて接続テストをしました。
テストは、後部ライトから行いました。後部ライトは、テンダー車の中に基盤があり、配線は2本の線に集約されていました。ただし、テンダー車と機関車をつなぐ4ピンコネクタの配線はアナログ専用でしたので、テンダー車、機関車とも外2本をMTSの給電用、内2本をライトの給電用に配線しなおしました。。下の写真の基盤の上端が後進用ライトのための端子です。テンダー車への接続ケーブルに端子を半田づけし、それを基盤に差し込みました。
しっかりと点灯しました。
電球を焼ききるとこわいので、18ボルトや24ボルトは試していませんが、これで十分です。
次に、機関車の前部です。デコーダーのピンは、前部用1組、後部用1組ですので、前部用の1組に、機関車前部のライト3つと、室内灯を接続します。その際、配線をできるだけ簡単にできるよう、アナログ用の基盤を使うことにしました。テスターで調べたところ、不要な配線をカットして、コンデンサーが入っていることに気をつければ、使えることが分かったので配線とテストをしてみました。
次に、スモークジェネレーターはテスターをあてたところ、通電しておらず、すでに焼ききれていました! これは、ストックしてあった24ボルト仕様のものに交換してOKです。なお、スモークを発生させる操作は、ボタン「7」で行うよデコーダーの設定を変更しました。(1は、テンダー車のサウンドユニットの汽笛と重なるためです。)
明日は、外で走らせることができるかな?
ただ、この機関車、ギアボックスをみると、1998年の刻印がありアナログ仕様です。実は、こんなこともあろうかとMassoth社のデコーダー
eMOTION L Locomotive Decoder
を買って準備してありました。このデコーダーは、LGB社のデコーダーと互換性があります。
さっそくデコーダーを組み込むために分解してみました。
デコーダーを装着するピンも、プラグもない、古いタイプでした。マニュアルどおり、、緑、茶、白、黄のケーブルをはずして、デコーダのケーブルとつなげばOKです。
ただし、この機関車には、モーターが組み込まれたテンダー車があり、機関車側から給電されていました(写真右下、赤の部分の中央に青い線があります。それが、テンダー車との接続ケーブルです。)。
給電の仕方も、プラス側だけ、機関車からテンダー車に送り、マイナス側は、機関車、テンダー者それぞれが、線路から拾うようになっていました。
デコーダーを搭載する場合、こういった場合は、
1 デコーダーを2個用意し、機関車、テンダー車の両方に組み込む(デコーダーは同一IDに設定する)。
2 1個のデコーダーで、機関車、テンダー車の両方に接続する。
の2つの方法が考えられます。Massoth社のマニュアルには、1つのモーターを制御と書いてあり、許容された範囲をオーバーする可能性もありますが、今回は2を選びました(壊れたら自己責任です)。
再度確認したところ、上記2の方法できちんとリバース線を通過できましたので、下記の注意は削除します(2008年11月1日)。
既存の線をボードから切り離して、配線しなおしてテンダー車に接続します。これで、MTSで走行可能になりました。
次に、テンダー車にサウンドユニットを組み込みます。というのもテンダー車には
1 スペースがあること
2 モーターへ機関車のデコーダーから給電していること
3 テンダー車のレールからの給電端子は空いていること
の条件を満たしていることから、サウンドユニットをテンダー車のギアボックスにつなげばサウンドユニットをすぐに使えるからです。
今日は宅配が届いた瞬間から子どもの注目の列車でした。走行音や汽笛の音とともに、室内を走らせました。ライト関係の配線は、また、時期をみてしてみます。
機関車とテンダー車をつなぎ、パワーアップし、サウンドも楽しめるようになりました。でも、客車や貨車を引かせるとスリップするのは相変わらずでした。考えてみると、Passenger Starter Set, Sound, 120 Volt(72302)のクラウスBタンクはずっしりと重いのですが、それと比べるとこの機関車とテンダーはすごく軽い。
重量を量ってみるとよかったのですが、以前、クラウスBタンクを分解したときに、大きなおもりが2本も入っていたのを思い出し、MTSスターターセットの機関車をばらしてみました。
基盤の下に銀紙でつつんだチョコレートの包み紙みたいなのがありますが、これがおもりのようです。クラウスBタンクに入っていた太く、重たいおもりとは雲泥の差です。そこで、おもりを入れてやることにしました。
いいおもりはないかとDIYショップを探していたところ、スポーツ用品コーナーで、足首用のおもりを見つけました。125gのおもりが8本入っています。写真右上の黒い棒が125gのおもりです。これを仕込むことにしました。
おもりを3本(375g)仕込んでみました。テンダー車の方も同様に、仕込みました。
走行させてみたところ、これまで、スリップしていた勾配部分(本当にゆるい勾配です)でも、スムースに進むようになりました。ばっちりです。
アドレス設定と同じように、Universal Remote(55015)の黒いケーブルがつながっている部分を取り外し、プログラム用(黄、緑、茶、白の4本線のついているもの)に交換し、結線を行います。線路に機関車とテンダー車の両方を置きます。
インターネットを検索し、
CV #2 Vstart [1]
CV #3 Acceleration [5]
CV #4 Deceleration [5]
CV #5 Vmaximum [120]
にしてみました。手順は次のとおりです。
設定用の結線をし、機関車とテンダー車の両方を線路に置き、電源を入れるます。
○Universal Remoteの画面表示が「C --」となります。
○数字ボタンでCV値をと押します。例「02」
○画面表示が「d -」となります。
○希望する設定値を入力します。(今回の設定では、CV値2の場合は設定値は「1」)
○右矢印ボタンを押します。(設定が保存されます)
○CV値毎に繰り返します。
走行用の結線をし、電源を入れると、ほぼ同じになりました。
設定はこんな感じです。
1 Universal Remote(55015)の黒いケーブルがつながっている部分を取り外し、プログラム用(黄、緑、茶、白の4本線のついているもの)に交換します。黄と緑の線は、Transformer(50110/50111)へつなぎます。また、茶と白は線路へセロテープなどでとめます。(結線の写真が、Universal Remote(55015)のマニュアルP61にあります)。もちろん、あらかじめ、通常の電源からの線は外しておきます。
2 テンダー車を線路の上に置きます。
3 電源を入れ、次の操作を行います。
○Universal Remoteの画面表示が「C --」となります。
○数字ボタンを「01」と押します。
○画面表示が「d -」となります。
○希望するアドレスを入力(今回は「02」)します。
○右矢印ボタンを押します。(設定が保存されます)
ちなみに、Remoteとデコーダーによっては、画面表示が「C --」でCV値を直接入力して、設定するのでなく、「P --」の表示から設定するものもあるようです。ご注意下さい。私のUniversal Remote(55015)とデコーダー(55021)では、これでOKでした。
4 電源を切ります。Universal Remote(55015)に、黒いケーブルがつながっている部分をつけなおし、線路への配線を通常の走行するものに戻します。電源を入れ、アドレス2でテンダー車が自走することを確かめます。
テンダー車をMTSで制御するために、コーダーを取り付けます。
底面にある4本のねじを外して基盤が見える状態にします。
基盤は、ねじ一本で止まっているので、外します。基盤の端子とデコーダーの端子の位置を確かめて、基盤にデコーダーを装着します。4本のケーブルは切ってしまっていいのですが、今回は、ショートしないように端子にテープを貼って残しておきました。
次にデジタルアナログの切り替えのためのディップスイッチを全てオフにします。そして、55021のデコーダーを取り付けた場合は、S2というディップスイッチを全てオンにします。
後は、元に戻して、走行することを確認します。
デコーダーのデフォルトのアドレス(=テンダー車のアドレス)は「3」ですので、Universal Remote(55015)で3を指定して、走行することを確かめます。
走行音を出しながら、走ってくれました。なお、ボタン1が警笛、ボタン2が鐘、ボタン9がライトですので、それも確認します。OKでした。