庭園鉄道日記(LGB Gゲージ)で「停車」と一致するもの

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 2011年を迎え、元旦からの3日間は好天に恵まれました。少し遅めになりましたが、新年のご挨拶を申し上げます。また、みなさんにとりまして、よい年であることをお祈りします。

 

2011-NewYear.PNG  今年のお正月は、初詣など出かけることが多く、今日は、久しぶりにゆっくりと汽車を走らせています。年末は、雪が降ったり風が強かったりしたので、LGBのMulti Train Systemのソフトウェアのマニュアルをあらためて読み、Contact controlという自動運転に挑戦していました。

 これまではSchedule controlといって、Track Contactの反応を見ながら、ポイントを切り替えたり、列車の発車・停車を制御するプログラム(Schedule)を書いてコンピュータ運転をしていました。

 Contact controlは、プログラムを書かずに、Track Contactやポイントマシンなどに、ソフトウェア上でいろいろな挙動を記録しておき、列車がそれぞれのTrack Contactを通過した際に、 ポイントを切り替えるなどいろいろな動作をさせることで、列車を制御するもののようです。

 実は、LGBのMulti Train Systemでは、Contact controlの方が標準となっています。でも、列車を細かく停止させたり、発車させようとすると、Breaking ModuleやらTrain Detection Moduleなどが必要なようで、ちょっと大変そうです。(まだ、十分に使いこなしているわけではありません)

 LGBのMulti Train System、まだまだ、奥が深いです。 

 5月3日、伊賀線まつりに参加してきました。庭園鉄道は、会場の入り口付近にて運行しました。大人も子どもも立ち止まってみていただき、かわいい!と声を上げる方、これ何ゲージですか?という質問される方、コンピュータの自動運転に興味をもたれる方など多くの方に楽しんでいただけたようです。

 当日のレイアウト全景です。フェンスには、LGBの看板もつけてみました。

IMG_1211.jpg

 特に、ベビーカーに乗った子どもから小学校低学年の子どもたちが、列車の発着の様子を目をきらきらさせながら見つめている様子をみると、とても嬉しく感じました。

 また、今回は、持参した4両すべて、客車つきの機関車と、客車にサウンドを搭載した編成にして、すべて音が出るようにしたのですが、これも好評でした。

 それから、貨車はディズニーキャラクターの物(LGB純正品)を、客車には、人形を座らせるなどして子ども向けに考えてみました。客車に人形を見つけた子どもは、地面に顔をつけそうなくらいになりながら「お客さんが乗ってる!」と嬉しそうに言っていました。ディズニーキャラクターの方は、お家の方が見つけて子どもに伝えたりしていました。(5月5日追記)

IMG_1185.jpg

 走行風景の動画です。

 

 意外だったのは、「何で止まるの?」というつぶやきが結構多かったことです。これは、

  1. ひとつは、私の方で操作している様子もないのに、手放しで止まったり動いたりしていることが不思議と感じた方
  2. もうひとつは、そもそも、鉄道模型が止まったり動いたりすることが不思議と感じた方

の2とおりあったと思います。特に、2のほうは、小さいお子さんやそのお家のかたが多かったように思います。確かに、プラレールですと、駅を置くにしても多くの場合、走らせ続けますから新鮮に感じたのでしょうか?(プラレールにも駅で停車させる製品もあったと思います)

 今回の出前運行にあたり、場を提供してくれた皆様、また、花等協力いただいた皆様にお礼申し上げます。

 また、準備から運行、片づけまでしっかりサポートしてくれた子どもと妻に感謝しています。

P.S.

1 当日は、踏切を持参するのをわすれたり、MTSがうまく働かなくて衝突したりすることも少々ありました。これは、今後への反省点です。

2 正直、準備から片付けまで、しんどかったです。家族の協力があって何とかうまくいきましたが、今後、出前を継続するかどうかは???です。子どもたちのの喜ぶ顔をみると続けたいなという気持ちはありますが・・・・。イベント主催者の方、ご興味あれば連絡お待ちします。

記事「大掃除」に対するコメントで、srゴルマーさんから、次のような質問がありました。

 「少しお伺いしたいのですが、もし駅に停車させたい場合で実車のように少しずつ、減速(加速)させたい場合はトラックコンタクトは停車位置だけでなく手前(減速、加速させたい場所)に複数必要になるのでしょうか?

 トラックコンタクトに関しては、コメントで、お答えしたのですが、今回は、「実車のように少しずつ、減速(加速)させたい」を実現する方法についてです。私が実行したものには、2つの方法があります。

1 スケジュールを、細かく書き、少しずつ減速(加速)する。

2 MTS-PCの機能で、機関車ごとに、減速及び加速の割合を設定する。

 また、試してはいませんが、

3 機関車のCV値3(加速の割合)、CV値4(減速の割合)を設定する。

というのもあるようです。

 1は、例えば、

   L,3,B,-1 *Loco No.3の機関車の速度を1減速

   Z, 5    *0.5秒待つ

といったコマンド、繰り返せばOKです。Zコマンドの秒数を変更すれば、細かく制御できます。

 2は、制御用ソフトウェアの「File」メニューの「define/modify locomotive list」を選択して現れるウインドウで設定します。次の図の赤枠部分です。デフォルトは1になっていますので、ここの数値を増やせば、加速、減速それぞれ、時間がかかります。

 マニュアルによると、値1あたり0.1秒となっており、例えば値を15にすると、15×0.1=1.5秒となり、スピードを8から7に下げるのに1.5秒かかるようになります。

 ということは、値が15の場合、スピードを8から0に落とすには、12秒(8×15×0.1)かかります。

Definition and modification of locomotive data.PNG

 以下に、加速、減速とも値を11に設定した場合と、1に設定した場合の比較用動画を作りましたので、御覧下さい。サウンドを鳴らしているのでよくわかると思います。確かに、値を11にした方が、停車じなんか特に雰囲気がでますね。

 

 いつものことながら、コンピュータ運行用のスケジュールを書いて、MTSで運行しています。ただし、今日は雨がふるかもしれないので、簡単なものにしました。2つの編成を駅に到着したら停車させて、20秒待って、走り出す。これの繰り返しです。これだけでも結構楽しめるものです。

 動画は、今回、YouTubeを使ってみました。いつものやり方より、はるかに簡単に掲載が終わりました。もっと、早くYouTubeを使えばよかったです・・・。
 動画をアップロードする際に、LGBとかMTSとかキーワードを書いておいたら、他の方がアップロードした動画を自動的に探して表示してくれます。


 ゴールデンウィーク皆さんはいかがお過ごしでしょうか。我が家は家族の休日がなかなか合わないため、遠出はしません。そこで、暇を見つけては、列車を走らせています。
 今年は、2005年に線路を敷設してから一番よく花が咲いたように思います。最初の頃の写真をみるとそういえば、こんな感じだったなと懐かしくなります。興味のある方は、クリックしてごらんください

 5月3日は、Spleewald Steam Locoをコンピュータ制御で、走行させました。自動で敷設してある線路をすべてまわるようにしています。リバース区間を使うことで、進行方向を逆にしたり、駅で停車させて、しばらくしてから発車したりしています。ビデオも撮ったのですが、編集が億劫なので今日は写真だけです。

 そうそう、昨日(4日)は、家族で出かけたのですが、鉄道模型のイベントで、偶然、中古の線路を入手しました。16000という曲線レールで、13本で6千円でした。実は、家に帰ってから15000と勘違いして購入したことに気がつきました。しかも22.5°なので、16本ないと円になりません。また、円にすると外周約2m50cmとなり、なかなかのものです。将来の拡張用です。

 
IMG_0184_DCE.jpg 
IMG_0172_DCE.jpg


 LGB製の列車制御用ソフトウェアMTS-PCを用いてコンピュータで5編成を制御してみました。大きく分けて、次の3パターンです。

  内周:機関車1(Stainz)・・・駅前で停車、発進

  外周:機関車2(Spreewald)と機関車3(ディーゼル)・・・待避線による交互運転

  別路線:機関車4(Cambrai)と機関車5(Heidi)・・・入れ替えによる交互運転

 これを実現するために、コンピュータ上でそれぞれのパターンの制御プログラム(MTS-PCではスケジュールといいます)を書きます。スケジュールには、初期化、ポイントの切り替え、列車の速度指定、位置検出、繰り返し、条件分岐などの命令を組み合わせて記述します。重要なのは、TrackContactとFeedback Interfaceによる列車の位置検出です。これを導入することで、MTS上で、このような運行が実現できました。

 実際の走行風景は動画をごらんください。上記の3つのスケジュールを同時に動作させています。

 コンピュータ上の画面はこんな感じです。線路上の8カ所に青の楕円があります。これが位置検出に使うTrack Contactを設置してある場所です。車両底面に磁石を取り付けた列車がTrack Contactを通過すると、コンピュータに信号が送られます。その信号に対して、列車の停止、発信、ポイントの切り替えなどの動作を行わせています。

20080323-MTS-PC.gif

 先週、今週と2週間かけて、屋外のレイアウト変更と配線を終えました。さっそくコンピュータで制御するためのスケジュールを書いてみました。

 まだ、写真や映像をお見せできないのが残念ですが、8箇所で位置検出し、5編成を制御してみました。駅で停めるのはもちろん、待避線との交互運転など、だんだん、本当の列車運行みたいになってきました。

 ただ、ときどき、位置検出に失敗して、停車しなかったり衝突したりするので、改善する必要があります。

 2月24日の「コンピュータによる制御」では、とりあえず、MTS Computer Interface(55060)を使って簡単なスケジュールを書いて自動運行させるところまでできました。

 本当は、次の段階として、列車の位置の検出に挑戦する予定でしたが、それに必要なFeedback Interface等の到着が遅れていて、まだ、実現できていません。

 そこで、今日は、屋外で3つの列車を自動運行してみることにしました。使用するMTSのソフトウェア(MTS-PC)は、使い勝手はそれほどよくないように思いますが、最低必要な機能はそろっている感じがします。

 我が家のレイアウトは、3つのエンドレスループがあり、各ループがポイントを経由してつながっています。つまり、各編成がループ内を走るようにポイントを設定しておけば、衝突なしに3編成同時に走行できるわけです。今回は、その状態で、3つの編成を別々に、停車→加速→走行→減速→停止の繰り返しを行わせました。

mts-pc-20080301.jpg 3つの列車を同時に制御するには、各編成用のスケジュール(制御プログラム)を3つ書いて保存しておきます。

 プログラムは、

   初期化→※ラベル→速度8まで加速→○秒間そのまま→速度0まで減速

         →○○秒間そのまま→「※ラベル」へジャンプ

という無限ループです。これを、動力車のID番号ごとスケジュール1、スケジュール2、スケジュール3と3つ書いて保存します。

 もう一つメインになるプログラムを書きます。

   初期化→スケジュール1実行→○秒間そのまま

       →スケジュール2実行→○秒間そのまま

       →スケジュール3実行→○秒間そのまま→終了

 メインプログラムを実行させると、3つの編成がそれぞれのスケジュールに従って独立して、走行・停車を繰り返します。

 今は、○秒間で走行、停止を繰り返していますので、トンネルやカーブなど、あらゆるところで、止まってしまいます。でも、これまでのように、走らせたままよりは、止まってはまた走り出すことで、ずいぶんと、見ていて楽しくなってきました。ときどき、うまく駅の前で止まってくれたりすると、結構、気分がいいものです。

 Feedback Interfaceによる列車通過の検知ができるようになると、駅の前で停車させることもできるようです。来週か再来週になりそうですが・・・!

 MTSを導入してから、いつかは、コンピュータで列車の制御をしてみたいと思っていました。LGBのMTSには、MTS Computer Interface(55060)があり、コンピュータで列車を制御できます。実は、10月にこのインターフェイスを入手していたのですが、次のとおりうまく動かない現象に悩まされていました。

  1 ファンクションが動作しない(コントローラの3を押すと鐘がなるなどの動作をするがが、ソフト上では1から9まで全て動作しない)
  2 COMポートが見つからないエラーがたびたび起こる
  3 スケジュール(プログラムで制御すること)が動作しない

 解決方法は、英語版のWindowsで制御用のソフトを動かす、もしくは、日本語WindowsXPのコントロールパネル「地域と言語のオプション」→「詳細設定」→「Unicodeプログラムでないプログラムの言語」を「英語(米国)」に設定した上で制御用のソフトを動かすことでした。

 ここまでくるには、長い道のりがあります。

 解決方法を先に書いてしまうとなんてことはないのですが、家中のコンピュータ7台で試しても動作せず、COMポートを疑い、PCIバスの増設用カードを数枚、購入してもダメで、一時はもうダメかと思いました。

 10月に購入した55060はパラレルファンクションに対応した製品でなく、それが原因かと思い、パラレルファンクションに対応した製品を1月に再度購入しました。
 また、ソフトウェアのバージョンもハードに添付されているのはバージョン4.0で最新の6.00.0004と比べるとずいぶん古い物でした。
 さらに、ソフトウェア上でとりあえず、加速、減速は可能ながら、ファンクションやスケジュールが動作しないというということで、COMポートのあらゆる設定を試して見たりしました。

 最後にたどり着いた結論は、「英語版のOSなら動くかもしれない」ということでした。なぜかというと、海外のWebを見ても同種のトラブルの報告が全くないこと、またパラレルファンクションに対応した55060でも状況が同じ事がきっかけでした。さらに、昔、AppleのMacintoshを使っていた頃、英語版の一部ソフトは漢字Talk(日本語OS)ではうまく動作しないことがあったことを思い出したからです。

 まさか、今の多言語OSでそんなことはないだろうと思いつつ、Windows XP Home Edition(英語版)を購入しインストールしたパソコンで、MTS用のソフトを動かしたところ、あっさりと何の問題もなく動作してしまいました。

 で、突き詰めていったところ、「地域と言語のオプション」の設定を見つけました。まだ、ファンクション(コントローラのボタン1や9)しか試していませんが、英語版Windowsを購入しなくても大丈夫なようです。日本語環境が悪さしていたようです。

 後気がかりなのは、英語版のWindows上でも、MTSのソフトウェアと並行して複数のソフトを動作させると、エラーが出ることです。単体で動作させていると、全く問題ありません。とりあえず動作しているので、これは今後の課題です。

 動画を掲載しておきます。出発時のアナウンス、ライトの点灯、消灯、出発、停車、汽笛、ベル、すべて、コンピュータで簡単なスケジュール(プログラム)を書いて、動作させています。現在、ポイントのコントロールもできます。次は、列車の位置検出に挑戦する予定です。

 

 LGBのSpreewald Steam LocoとStainz Steam Locoが駅で出発を待っています。列車を走らせるのも楽しいのですが、停車させておいて、写真を撮るのも楽しいものです。特に庭にありますから、季節で雰囲気も変わって、いろいろと楽しめます。

P1050061.jpg

突風による転倒

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 風の強い日に運転していたら、突風で貨車や客車が風に煽られて転倒する事故が次々と発生しました。重心が高いため、横方向から風をまともに受けると転んでしまいました。
 対策は風の強い日は、無蓋貨車など、風の力の影響が少ない編成で運行することぐらいでしょうか? 貨車におもりを乗せると、動力車のスリップのもとになります。

No.1 停車中にオレンジの客車が風に煽られ、植木鉢に寄りかかってしまいました。

s-derailment01.jpg

No.2 走行中に最後尾につないであったコンテナ車が、風に煽られ転倒しました。

s-derailment02.jpg

No.3 走行中に客車2両が、風に煽られ転倒しました。(機関車は先に進んでしまいました)

s-derailment03.jpg

この編成ならば、突風で脱線することはありませんでした。

s-IMG_4456_DCE.jpg

 

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