MTS-PCによる加速と減速の制御

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記事「大掃除」に対するコメントで、srゴルマーさんから、次のような質問がありました。

 「少しお伺いしたいのですが、もし駅に停車させたい場合で実車のように少しずつ、減速(加速)させたい場合はトラックコンタクトは停車位置だけでなく手前(減速、加速させたい場所)に複数必要になるのでしょうか?

 トラックコンタクトに関しては、コメントで、お答えしたのですが、今回は、「実車のように少しずつ、減速(加速)させたい」を実現する方法についてです。私が実行したものには、2つの方法があります。

1 スケジュールを、細かく書き、少しずつ減速(加速)する。

2 MTS-PCの機能で、機関車ごとに、減速及び加速の割合を設定する。

 また、試してはいませんが、

3 機関車のCV値3(加速の割合)、CV値4(減速の割合)を設定する。

というのもあるようです。

 1は、例えば、

   L,3,B,-1 *Loco No.3の機関車の速度を1減速

   Z, 5    *0.5秒待つ

といったコマンド、繰り返せばOKです。Zコマンドの秒数を変更すれば、細かく制御できます。

 2は、制御用ソフトウェアの「File」メニューの「define/modify locomotive list」を選択して現れるウインドウで設定します。次の図の赤枠部分です。デフォルトは1になっていますので、ここの数値を増やせば、加速、減速それぞれ、時間がかかります。

 マニュアルによると、値1あたり0.1秒となっており、例えば値を15にすると、15×0.1=1.5秒となり、スピードを8から7に下げるのに1.5秒かかるようになります。

 ということは、値が15の場合、スピードを8から0に落とすには、12秒(8×15×0.1)かかります。

Definition and modification of locomotive data.PNG

 以下に、加速、減速とも値を11に設定した場合と、1に設定した場合の比較用動画を作りましたので、御覧下さい。サウンドを鳴らしているのでよくわかると思います。確かに、値を11にした方が、停車じなんか特に雰囲気がでますね。

 

コメント(3)

コレは良いですね。

私はロコデコーダの方の設定で、加減速の調整をしていますが、プログラムでこのように設定できるならとてもお手軽ですね。

ただ今トラックコンタクトを設置しています。今日中に物になるやら(;´д⊂)

lgb555 :

srゴルマーさん
気にいっていただいたようで、良かったです。
実は、スローな発着については、これまであまり気にしていませんでした。今回、コメントを頂いたのを機会に試したわけです。
YouTubeでは、海外の方から、「Rapid Startの方でもスムースですね。ロコにスムースに発車する仕組みがついていると思います」といったコメントをいただきました。そういえば、名古屋ヒルトンのクリスマストレインを見た事があります。まさに急発進でした。ポイントが切り替わった瞬間に動輪が急に空転してから発車していたのを覚えています。これが本当のRpid Startなのでしょう。推測ですが、デコーダー非搭載のロコに、いきなり電気を流しているのではないでしょうかね?


srゴルマー :

わざわざ、記事にしていただき感謝、感激です。

動画拝見しましたが、やはり停車前にスローダウンする姿はいいですねぇ~~!私の理想はまさにこれです!(笑)
あまり、他のゲージや本物の鉄道に興味がない癖にこんなとこにこだわりをもってしまう私です(恥)

ヒルトンのクリスマスレイアウトもここまではしてせいませんでした。急停車、急発進の繰り返しです。

今夜から少し時間が取れそうなので、前回のLgb555さんの記事も含めじっくり取り組んでみたいと思います。

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このページは、lgb555が2009年12月30日 15:46に書いたブログ記事です。

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