MTS Reversing Loop Module(55080)を使ったリバース線の設置と配線 

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 第3期レイアウトを敷設するにあたって、ぜひ導入したかったのが、リバース区間でした。列車の進行方向を変えるのに、これまでは、手で持ち上げて列車の向きを変えていましたが、リバース区間を通過させることにより、手作業の必要がなくなりました。

reverssingloop.jpg

 本線の第3期レイアウトでは下図の緑色の部分がリバース区間です。

 

layout3_reversingloop.jpg リバース区間をつくると、ショートを起こしてしまいますので、その区間の絶縁と配線が必要となります。
 本鉄道では、MTSを導入しており、リバース線を実現するためには、MTS Reversing Loop Module(55080)を使います。マニュアルをみると、次のようなことが書いてあります。
【設置】
 1 リバース区間の両端を絶縁すること。
 2 絶縁にはInsulated Track, Double, 150 mm(10152)やInsulated Track, Double, R1, 15°(11152)を使うとよい。
 3 リバース区間は十分な距離を確保すること。
【配線】
 1 リバース区間の外側の線路とMTS Reversing Loop Moduleの「Hauptgleis/Main Track」を電線でつなぐ。また、リバース区間とMTS Reversing Loop Moduleの「Kehrschleife/Reversing Loop」を電線でつなぐ。
 2 配線は赤(内側のレール)は、MTS Reversing Loop Moduleの赤へ、青(外側のレール)はMTS Reversing Loop Moduleの青へ。
 これだけでいいの?という感じでしたが、とりあえずつないでみます。

 Insulated Track, Double, 150 mm(10152)のカバーをはずして線をつなぎます。写真のとおり、赤の端子に赤い電線を、青の端子に青の電線を繋ぎます。

insulated_track.jpg

 Insulated Trackからの電線を、リバース区間の外側と内側に注意しながら、MTS Reversing Loop Moduleの赤の端子に赤い電線を、青の端子に青の電線を繋ぎます。

P1030360.jpg

 以上で、リバース区間の設置と配線が完了です。リバース区間に動力車がさしかかると、MTS Reversing Loop Moduleから「カチッ」という音が聞こえ、何事もなく動力車は走っていきます。

 

このブログ記事について

このページは、lgb555が2006年10月14日 10:12に書いたブログ記事です。

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