庭園鉄道日記(LGB Gゲージ)で「電圧」と一致するもの

 今年(2018年8月)で、庭に線路を敷いてから13年経ちました。3箇所のポイントを通過する際、2軸の機関車ですと止まってしまうことが多くなってきました。
 そこで、ポイントのメンテナンスです。
 ポイントの可動部分で機関車が停止するので、直接の原因は可動部分の通電不良と思われました。
 テスターを当ててみると、電圧が上がりません。ポイントを外してレールの通電状況を見ると、可動部から固定部へ電気が流れていませんでした。
 裏側の配線部分で通電状況を見ると、固定部分から可動部分へ金属板とネジで接続されていますが、金属板からネジ、ネジからレールへうまく電気が流れていません。
 (写真はネジと金属版の通電状況をテスターで調べているところです。)
 
 
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 そこで、ネジを外して、汚れを落とし、接点復活剤をつけて組み直してみると、無事に通電しました。(写真は、裏側で、ネジを外したところです。)
  
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 ちょっとしたことですが、メンテナンスは大切ですし、必要です。
 LGB社のデコーダー55021を入手しましたので、Dampflok "Nicki& Frank S." (LGB 20261)の機関車とテンダー車それぞれにデコーダーを組み込みなおしました。
 前は、機関車側にMassoth社のデコーダーを組み込んで、機関車とテンダー車をひとつのデコーダーで動かしていましたが、容量不足が気になっていました。
 そこで、今回、別の機関車につけていたデコーダーを外して、機関車、テンダー車の両方にLGB社の55021を組み込みました。

  新しい配線は次の図のとおりです。
haisen-02.gif   デコーダーのCV値ですが
  •  機関車とテンダー車のアドレスはどちらも同じでCV1の値を13に設定。
  •  スモークジェネレーターは24V仕様のものを取り付けたため、CV49の値を32に設定。
  •  ライトの電圧を5Vにするために、機関車とテンダー車のCV50の値を5に設定。
  •  スモークジェネレーターのオン・オフをユニバーサルリモートのボタン「7」でできるよう機関車側デコーダーのCV51の値を15に設定。
  •  ライトをオンにした際、室内等が前進、後進のどちらでも点灯し続けるように、機関車側デコーダーのCV53の値を0に設定
 ちなみに、前の配線は、次の図のとおりです。
haisen-01.gif これまでは、走らせるたびに、機関車とテンダー車の間を電線で接続する必要がありましたが、デコーダーをそれぞれに搭載したため、楽になりました。室内灯も前進時のみでしたが、後進時も点灯します(これは、配線をサボっていただけですが・・・)。



 息子のカゼをもらってしまい、少しのどが痛いです。前回、こどもから、ライトは点灯しないのかというつっこみが、あったということともあって、午前は休養で、午後は、懸案の20261のライトと発煙装置の配線をすることにしました。

 この Dampflok "Nicki & Frank S." には、機関車の前部にライトが3つ、室内灯が1つ、テンダー車にライトが3つというライトの構成になっています。
 過去の教訓から、まず、ライトとスモークジェネレーターが何ボルトの仕様か確かめる必要があります。そして、配線前にデコーダーの電圧を調整しておきます。
 最初に入手したクラウスにデコーダを組み込んだ際には、スモークジェネレーターは18ボルト仕様で、デコーダーは24ボルトを給電していたのに気づかず、スモークジェネレーターを焼いてしまいました。
 普通は、LGBの機関車のマニュアルに主な交換用のパーツが掲載されているので、それでわかります。しかし、今回のDampflok "Nicki & Frank S."は、中古ということもあり、マニュアルがありませんでした。
 まず、ライト。これは、私は見た目で分かりませんので、デコーダーの設定を、ライトとして最低の5ボルトに変えて接続テストをしました。
 テストは、後部ライトから行いました。後部ライトは、テンダー車の中に基盤があり、配線は2本の線に集約されていました。ただし、テンダー車と機関車をつなぐ4ピンコネクタの配線はアナログ専用でしたので、テンダー車、機関車とも外2本をMTSの給電用、内2本をライトの給電用に配線しなおしました。。下の写真の基盤の上端が後進用ライトのための端子です。テンダー車への接続ケーブルに端子を半田づけし、それを基盤に差し込みました。
 
 
P1000903.jpgしっかりと点灯しました。

P1000908.jpg 電球を焼ききるとこわいので、18ボルトや24ボルトは試していませんが、これで十分です。
 次に、機関車の前部です。デコーダーのピンは、前部用1組、後部用1組ですので、前部用の1組に、機関車前部のライト3つと、室内灯を接続します。その際、配線をできるだけ簡単にできるよう、アナログ用の基盤を使うことにしました。テスターで調べたところ、不要な配線をカットして、コンデンサーが入っていることに気をつければ、使えることが分かったので配線とテストをしてみました。
 
P1000905.jpg 次に、スモークジェネレーターはテスターをあてたところ、通電しておらず、すでに焼ききれていました! これは、ストックしてあった24ボルト仕様のものに交換してOKです。なお、スモークを発生させる操作は、ボタン「7」で行うよデコーダーの設定を変更しました。(1は、テンダー車のサウンドユニットの汽笛と重なるためです。)

P1000914.jpg 明日は、外で走らせることができるかな?

給電不良

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 走行中、リバース区間にさしかかったところ、突然、3編成すべての車両が停止しました。ひょっとしてショートしたのかと思いましたが、MTSセントラルステーションもトランスも表示は正常です。

 そこで、コンセントを抜いてから、動力車を1輌だけリバース区間外に置き、電源を入れ直してみましたが、動きません。ひょっとして壊れたかなと思いましたが、こういうときは、元から調べていくしかありません。

1 テスターで、線路の電圧を測ってみたら、電気が流れていませんでした。
2 逆に、トランスの電源端子の電圧を測ってみたら、正常でした。
3 次に、MTSセントラルステーションの電圧を測ってみるとやはり正常です。
4 再び、線路の電圧を測ってみたら、電気が流れていません。

 原因は、下の写真のTrack Power Terminalと電線の接触不良でした。わかってみると、案外、こんなものですが、無事に動き出したときには、ほっとしました。

IMG_0582.jpg

 

 スターターセットのクラウスにMTSのデコーダーを組み込んだところ、スモークジェネレーターへの供給電圧が24Vになっていたようです。自分の購入したスターターセットのクラウスは18Vのスモークジェネレーターが組み込まれていましたが、すぐに焼き切れてしまいました。
 選択肢は2つで、デコーダーが供給する電圧の設定をを変更するか、スモークジェネレーターを24Vのものに交換するか、どちらかです。今回は、スモークジェネレーターを24Vのものに変更しました。
 それでは、交換の手順です。

 1 垂直方向のロッドの上のねじを外します。(車両の両側とも外します)

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2 車両前部のプロー(スカート)のねじを2つ外して、プローも外します。

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3 車両後部ののプロー(スカート)のねじを2つ外して、プローも外します。

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4 車両前部のカプラーの左右にあるねじ2つを外します。そして、前部のカプラーも外します。

P1040305_DCE.JPG

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5 車両後部のカプラーの左右にあるねじ2つを外します。そして、後部のカプラーも外します。

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6 本体から、ギアボックスを外します。

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7 スモークジェネレーターの電線を電子基板から外します。

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8 煙突を止めている、六角ナットを外します。

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9 煙突を外します。

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10 古いスモークジェネレーターを外して、新しいスモークジェネレーターをつけます。

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11 新しいスモークジェネレーターの端子を、電子基板に差し込みます。

P1040315_DCE.JPG

12 逆順に、組み立て、もとに戻します。

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