庭園鉄道日記(LGB Gゲージ)で「電圧」と一致するもの
前は、機関車側にMassoth社のデコーダーを組み込んで、機関車とテンダー車をひとつのデコーダーで動かしていましたが、容量不足が気になっていました。
そこで、今回、別の機関車につけていたデコーダーを外して、機関車、テンダー車の両方にLGB社の55021を組み込みました。
新しい配線は次の図のとおりです。
デコーダーのCV値ですが
ちなみに、前の配線は、次の図のとおりです。
- 機関車とテンダー車のアドレスはどちらも同じでCV1の値を13に設定。
- スモークジェネレーターは24V仕様のものを取り付けたため、CV49の値を32に設定。
- ライトの電圧を5Vにするために、機関車とテンダー車のCV50の値を5に設定。
- スモークジェネレーターのオン・オフをユニバーサルリモートのボタン「7」でできるよう機関車側デコーダーのCV51の値を15に設定。
- ライトをオンにした際、室内等が前進、後進のどちらでも点灯し続けるように、機関車側デコーダーのCV53の値を0に設定
これまでは、走らせるたびに、機関車とテンダー車の間を電線で接続する必要がありましたが、デコーダーをそれぞれに搭載したため、楽になりました。室内灯も前進時のみでしたが、後進時も点灯します(これは、配線をサボっていただけですが・・・)。
この Dampflok "Nicki & Frank S." には、機関車の前部にライトが3つ、室内灯が1つ、テンダー車にライトが3つというライトの構成になっています。
過去の教訓から、まず、ライトとスモークジェネレーターが何ボルトの仕様か確かめる必要があります。そして、配線前にデコーダーの電圧を調整しておきます。
最初に入手したクラウスにデコーダを組み込んだ際には、スモークジェネレーターは18ボルト仕様で、デコーダーは24ボルトを給電していたのに気づかず、スモークジェネレーターを焼いてしまいました。
普通は、LGBの機関車のマニュアルに主な交換用のパーツが掲載されているので、それでわかります。しかし、今回のDampflok "Nicki & Frank S."は、中古ということもあり、マニュアルがありませんでした。
まず、ライト。これは、私は見た目で分かりませんので、デコーダーの設定を、ライトとして最低の5ボルトに変えて接続テストをしました。
テストは、後部ライトから行いました。後部ライトは、テンダー車の中に基盤があり、配線は2本の線に集約されていました。ただし、テンダー車と機関車をつなぐ4ピンコネクタの配線はアナログ専用でしたので、テンダー車、機関車とも外2本をMTSの給電用、内2本をライトの給電用に配線しなおしました。。下の写真の基盤の上端が後進用ライトのための端子です。テンダー車への接続ケーブルに端子を半田づけし、それを基盤に差し込みました。
しっかりと点灯しました。
電球を焼ききるとこわいので、18ボルトや24ボルトは試していませんが、これで十分です。
次に、機関車の前部です。デコーダーのピンは、前部用1組、後部用1組ですので、前部用の1組に、機関車前部のライト3つと、室内灯を接続します。その際、配線をできるだけ簡単にできるよう、アナログ用の基盤を使うことにしました。テスターで調べたところ、不要な配線をカットして、コンデンサーが入っていることに気をつければ、使えることが分かったので配線とテストをしてみました。
次に、スモークジェネレーターはテスターをあてたところ、通電しておらず、すでに焼ききれていました! これは、ストックしてあった24ボルト仕様のものに交換してOKです。なお、スモークを発生させる操作は、ボタン「7」で行うよデコーダーの設定を変更しました。(1は、テンダー車のサウンドユニットの汽笛と重なるためです。)
明日は、外で走らせることができるかな?
走行中、リバース区間にさしかかったところ、突然、3編成すべての車両が停止しました。ひょっとしてショートしたのかと思いましたが、MTSセントラルステーションもトランスも表示は正常です。
そこで、コンセントを抜いてから、動力車を1輌だけリバース区間外に置き、電源を入れ直してみましたが、動きません。ひょっとして壊れたかなと思いましたが、こういうときは、元から調べていくしかありません。
1 テスターで、線路の電圧を測ってみたら、電気が流れていませんでした。
2 逆に、トランスの電源端子の電圧を測ってみたら、正常でした。
3 次に、MTSセントラルステーションの電圧を測ってみるとやはり正常です。
4 再び、線路の電圧を測ってみたら、電気が流れていません。
原因は、下の写真のTrack Power Terminalと電線の接触不良でした。わかってみると、案外、こんなものですが、無事に動き出したときには、ほっとしました。
スターターセットのクラウスにMTSのデコーダーを組み込んだところ、スモークジェネレーターへの供給電圧が24Vになっていたようです。自分の購入したスターターセットのクラウスは18Vのスモークジェネレーターが組み込まれていましたが、すぐに焼き切れてしまいました。
選択肢は2つで、デコーダーが供給する電圧の設定をを変更するか、スモークジェネレーターを24Vのものに交換するか、どちらかです。今回は、スモークジェネレーターを24Vのものに変更しました。
それでは、交換の手順です。
1 垂直方向のロッドの上のねじを外します。(車両の両側とも外します)
2 車両前部のプロー(スカート)のねじを2つ外して、プローも外します。
3 車両後部ののプロー(スカート)のねじを2つ外して、プローも外します。
4 車両前部のカプラーの左右にあるねじ2つを外します。そして、前部のカプラーも外します。
5 車両後部のカプラーの左右にあるねじ2つを外します。そして、後部のカプラーも外します。
6 本体から、ギアボックスを外します。
7 スモークジェネレーターの電線を電子基板から外します。
8 煙突を止めている、六角ナットを外します。
9 煙突を外します。
10 古いスモークジェネレーターを外して、新しいスモークジェネレーターをつけます。
11 新しいスモークジェネレーターの端子を、電子基板に差し込みます。
12 逆順に、組み立て、もとに戻します。