2009年12月アーカイブ
記事「大掃除」に対するコメントで、srゴルマーさんから、次のような質問がありました。
「少しお伺いしたいのですが、もし駅に停車させたい場合で実車のように少しずつ、減速(加速)させたい場合はトラックコンタクトは停車位置だけでなく手前(減速、加速させたい場所)に複数必要になるのでしょうか?
トラックコンタクトに関しては、コメントで、お答えしたのですが、今回は、「実車のように少しずつ、減速(加速)させたい」を実現する方法についてです。私が実行したものには、2つの方法があります。
1 スケジュールを、細かく書き、少しずつ減速(加速)する。
2 MTS-PCの機能で、機関車ごとに、減速及び加速の割合を設定する。
また、試してはいませんが、
3 機関車のCV値3(加速の割合)、CV値4(減速の割合)を設定する。
というのもあるようです。
1は、例えば、
L,3,B,-1 *Loco No.3の機関車の速度を1減速
Z, 5 *0.5秒待つ
といったコマンド、繰り返せばOKです。Zコマンドの秒数を変更すれば、細かく制御できます。
2は、制御用ソフトウェアの「File」メニューの「define/modify locomotive list」を選択して現れるウインドウで設定します。次の図の赤枠部分です。デフォルトは1になっていますので、ここの数値を増やせば、加速、減速それぞれ、時間がかかります。
マニュアルによると、値1あたり0.1秒となっており、例えば値を15にすると、15×0.1=1.5秒となり、スピードを8から7に下げるのに1.5秒かかるようになります。
ということは、値が15の場合、スピードを8から0に落とすには、12秒(8×15×0.1)かかります。
以下に、加速、減速とも値を11に設定した場合と、1に設定した場合の比較用動画を作りましたので、御覧下さい。サウンドを鳴らしているのでよくわかると思います。確かに、値を11にした方が、停車じなんか特に雰囲気がでますね。
年末になりましたので、大掃除を始めました(始めただけでまだ終わっていませんが・・・)。いろいろ片付けたりしなくてはいけませんが、まずは、線路周りから始めました。まずは、先週買ってきた、ジュリアンを植えてみました。並行して、線路磨きです。黄色の機関車が磨いてくれています。ポイントなど、細かいところは、子どもが手で磨いてくれました。
線路磨きが終わったあとは、列車を走らせます。今日は、3つの編成を同時に走らせ、駅前で止まらせるというスケジュールを書いてみました。走行の様子は動画をご覧ください。
4つのスケジュールを書きます。最近、コンピュータ運行を楽しむ方が増えてきたので、サンプルを掲載します。
「init.lsp」を読み込ませて、動作させると、自動的に、「track01_loco01.lsp」(緑のStainz用)、 5秒待って、「track02_loco05.lsp」(赤のCambrai用)、5秒待って、「track03_loco14.lsp」(緑のTramway用)を読み込んで動かしていきます。(ちなみに、上の動画は、スケジュールの動作途中から撮影をはじめたものです。)
スケジュールは、同時に9つ動かせます。「init.lsp」 はスケジュール番号1番に読み込みます。他のスケジュールは、「init.lsp」の「N2」で2番に、「N3」で3番に、「N4」で4番に読み込んで、並行して動作させます。(以下「*」以降はコメントです。)
ファイル名「init.lsp」
A *初期化
N2, track01_loco01.lsp *スケジュール2番に「track01_loco01.lsp」を読み込んで、動作開始。
Z, 50 *5秒まちます。
N3, track02_loco05.lsp
*スケジュール3番に「track02_loco05.lsp」を読み込んで、動作開始。
Z, 50 *5秒まちます。
N4, track03_loco14.lsp*スケジュール4番に「track03_loco14.lsp」を読み込んで、動作開始
E *終了
ファイル名「track01_loco01.lsp」
!, START *ラベル「START」
L, 1, B, +7 *機関車1を停止状態から、速度7加速。
K, 129a, B *トラックコンタクト129aを列車が通過するまで待つ。
L, 1, B, -14 *機関車1を速度14減速(7から14減らすと停止します。-7でもいいです)。
Z, 200 *20秒待ちます。
G, START *「START」へジャンプする(無限ループ)。
ファイル名「track02_loco05.lsp」
!, START
L, 5, B, +8
K, 129b, B
L, 5, B, -14
Z, 200
G, START
ファイル名「track03_loco14.lsp」
!, START
L, 14, B, +7
K, 132a, B
L, 14, B, -14
Z, 200
G, START
19日(土)から一気に寒くなりました。基本的に仕事が休みの日は、運行するのですが、流石に昨日は時をり吹く突風に、脱線間違いなしと思い、運行するのをやめました。2009年2月1日の脱線の瞬間の動画をYouTubeにもアップロードしましたので、御覧下さい。庭園鉄道の過酷さがわかっていただけますでしょうか?NゲージやHOゲージの屋内レイアウトでは、なかなか見ることのできない光景だと思います。
今日は風が弱くなり、夕方、運行しましたが、突風のせいで線路上に、枝や蔓がおちていて、悪戦苦闘で、コンピュータとMTSによう自動運転にいくまでに日が暮れてしまいました。とはいうものの、走行風景です。手前の芝桜と後ろのパンジーが冬の到来を告げているように思います。
最近、コンピュータインターフェイス(55060)を入手され、コンピュータによる制御を少しずつ始められた方がいます。サウンド、ライト等のファンクションによる制御がうまくいかないようです。実は、自分も同じ経験をしており、原因を追究した結果、英語版のOSでないとだめだという結論に落ち着いています(うちでは、WindowsXP Home英語版です。)(うちでは、WindowsXP Home英語版です。)。
経過は、以下のリンクに書いてあります。
http://www.ttnet.org/~garden_railway/2008/02/post-33.html
(音は、右下のスピーカーアイコンの右のボリュームを触らないとでない場合があります。)
ただし、上記リンクの文章中の日本語晩Windows XPを使った方法については、「日本語WindowsXPのコントロールパネル「地域と言語のオプション」→「詳細設定」→「Unicodeプログラムでないプログラムの言語」を「英語(米国)」に設定した上で制御用のソフトを動かすことでした。」と書いてありますが、他にも安定しないことが多くあり、最終的に、英語版のOSで動かすのがベストと考えています。
でも、もしかすると、自分が気づいていない原因があるかもしれません。日本語OSでも動けばいいのですが、何か解決策がみつかるといいのですが・・・。
次のビデオは、TrackContactを通り過ぎたら、汽笛、ベルを鳴らすようにプログラムしたものです。