2006年2月アーカイブ
機関車とテンダー車をつなぎ、パワーアップし、サウンドも楽しめるようになりました。でも、客車や貨車を引かせるとスリップするのは相変わらずでした。考えてみると、Passenger Starter Set, Sound, 120 Volt(72302)のクラウスBタンクはずっしりと重いのですが、それと比べるとこの機関車とテンダーはすごく軽い。
重量を量ってみるとよかったのですが、以前、クラウスBタンクを分解したときに、大きなおもりが2本も入っていたのを思い出し、MTSスターターセットの機関車をばらしてみました。
基盤の下に銀紙でつつんだチョコレートの包み紙みたいなのがありますが、これがおもりのようです。クラウスBタンクに入っていた太く、重たいおもりとは雲泥の差です。そこで、おもりを入れてやることにしました。
いいおもりはないかとDIYショップを探していたところ、スポーツ用品コーナーで、足首用のおもりを見つけました。125gのおもりが8本入っています。写真右上の黒い棒が125gのおもりです。これを仕込むことにしました。
おもりを3本(375g)仕込んでみました。テンダー車の方も同様に、仕込みました。
走行させてみたところ、これまで、スリップしていた勾配部分(本当にゆるい勾配です)でも、スムースに進むようになりました。ばっちりです。
アドレス設定と同じように、Universal Remote(55015)の黒いケーブルがつながっている部分を取り外し、プログラム用(黄、緑、茶、白の4本線のついているもの)に交換し、結線を行います。線路に機関車とテンダー車の両方を置きます。
インターネットを検索し、
CV #2 Vstart [1]
CV #3 Acceleration [5]
CV #4 Deceleration [5]
CV #5 Vmaximum [120]
にしてみました。手順は次のとおりです。
設定用の結線をし、機関車とテンダー車の両方を線路に置き、電源を入れるます。
○Universal Remoteの画面表示が「C --」となります。
○数字ボタンでCV値をと押します。例「02」
○画面表示が「d -」となります。
○希望する設定値を入力します。(今回の設定では、CV値2の場合は設定値は「1」)
○右矢印ボタンを押します。(設定が保存されます)
○CV値毎に繰り返します。
走行用の結線をし、電源を入れると、ほぼ同じになりました。
設定はこんな感じです。
1 Universal Remote(55015)の黒いケーブルがつながっている部分を取り外し、プログラム用(黄、緑、茶、白の4本線のついているもの)に交換します。黄と緑の線は、Transformer(50110/50111)へつなぎます。また、茶と白は線路へセロテープなどでとめます。(結線の写真が、Universal Remote(55015)のマニュアルP61にあります)。もちろん、あらかじめ、通常の電源からの線は外しておきます。
2 テンダー車を線路の上に置きます。
3 電源を入れ、次の操作を行います。
○Universal Remoteの画面表示が「C --」となります。
○数字ボタンを「01」と押します。
○画面表示が「d -」となります。
○希望するアドレスを入力(今回は「02」)します。
○右矢印ボタンを押します。(設定が保存されます)
ちなみに、Remoteとデコーダーによっては、画面表示が「C --」でCV値を直接入力して、設定するのでなく、「P --」の表示から設定するものもあるようです。ご注意下さい。私のUniversal Remote(55015)とデコーダー(55021)では、これでOKでした。
4 電源を切ります。Universal Remote(55015)に、黒いケーブルがつながっている部分をつけなおし、線路への配線を通常の走行するものに戻します。電源を入れ、アドレス2でテンダー車が自走することを確かめます。
テンダー車をMTSで制御するために、コーダーを取り付けます。
底面にある4本のねじを外して基盤が見える状態にします。
基盤は、ねじ一本で止まっているので、外します。基盤の端子とデコーダーの端子の位置を確かめて、基盤にデコーダーを装着します。4本のケーブルは切ってしまっていいのですが、今回は、ショートしないように端子にテープを貼って残しておきました。
次にデジタルアナログの切り替えのためのディップスイッチを全てオフにします。そして、55021のデコーダーを取り付けた場合は、S2というディップスイッチを全てオンにします。
後は、元に戻して、走行することを確認します。
デコーダーのデフォルトのアドレス(=テンダー車のアドレス)は「3」ですので、Universal Remote(55015)で3を指定して、走行することを確かめます。
走行音を出しながら、走ってくれました。なお、ボタン1が警笛、ボタン2が鐘、ボタン9がライトですので、それも確認します。OKでした。